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洋子は、先に式場に向かって行った。
残された私と善彦は、2人っきり。
「いよいよだね……」
「あぁ、長かったな……」
「善彦、これからもずっと一緒だね。」
「あぁ、もう離れ離れにはならない。」
私と善彦は、式場に入った。
そして、結婚式が始まった。
「………………汝、生涯苦しい時も病める時も、新婦リラを愛することを誓いますか?」
「誓います。」
「………………汝、生涯苦しい時も病める時も、新郎善彦を愛することを誓いますか?」
「はい、誓います。」
「では、指輪の交換を……」
私と善彦は、指輪を交換し、指にはめた。
「……では、誓いのキスを…」
善彦は、私のベールを上げた。
「みんなに見せつけるように深いやつをするぞ(ボソッ」
…………え?
善彦の顔が近づいてる!!
そして、キスをした。しかも深くとろけるような、甘いキス。
クチュ…
ええ!?舌を入れてるよ!!!
ってか長いよ!!
私が息苦しくなったのか、善彦は唇を離した。
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