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マスミツ「えっと、ゴメン、名前は」
男子生徒2「あっ、そうだったね。僕はこのクラスの阿部憲太(あべ けんた)。向町さんと同じ中学出身だったから気になって」
マスミツ「そうだったんだ。おれは益田って言うんだ。よろしく」
赤松「俺は赤松秀人だ!あと、こいつはマスミツでいいからな!」
マスミツ「なんでお前が俺の呼び名を決めるんだよ・・・」
ハハッと阿部が笑いながら話を続けた。
阿部「まあ、向町さんも少しトゲトゲしたところがあるからね。中学の時も気が強いもんで男子を何人か言い負かしたらしいし」
マスミツ「確かに気は強そうだよな」
赤松「気の強い・・・向町・・・やっぱどこかで」
マスミツ「どうした?赤松」
赤松「いやあ、どうもその向町ってやつをどこかで聞いたことがあるような気がしてな・・・」
マスミツ「気のせいじゃないのか?」
赤松「いや、会ってはいないと思うんだが、名前をきいたことが・・・」
赤松が唸って考えている間に体育館で入学式が始まる時間になったので結局分からずじまいのまま向かうことになった。
~入学式が終わり教室に戻って終礼が終わった後~
マスミツ「赤松まだ考えてたのかよ?」
赤松「いや、どーしても気になってな。まあ、結局分からずじまいだったがな」
まあ、そのうち思いだすだろうさと赤松は笑って答えた。
赤松「で、マスミツはこの後予定あるのか?」
マスミツ「一応野球部に見学にでも行こうと思ってるよ」
赤松「ほー。それは立派なこったね。俺は小遣いだけじゃ厳しいしバイトでもしようかと思ってるしな」
マスミツ「そうか。まあ見るだけ見て終わりそうだけどな。運動あんまりやってなかったし」
赤松「まあ、今日は俺も用事あるから無理だが、今度バッセン(バッティングセンター)でも行こうぜ!」
マスミツ「おう」
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