1 ミヤ先輩

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朝、いつものように自転車置き場に乗りこみ。 駐輪スペースに原付を寄せている時。 ひと足先に来ていたらしいミヤ先輩と出会って、何となく視線を感じたものだから。 「おはようございます」 相変わらず派手だなーなんて思いつつ、こっちから挨拶してみると。 「おはよう。よく会うね」 初めてミヤ先輩のほうから。直接、俺に話しかけてきたんだ。 「そうですね」 原付にカギをかけながら。 あいづちを打った瞬間。 「ね。ナンパしていい?」 …はい? いったい今。 何て言ったんですか?
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