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「ですよね。でも、反対されたらどうします? 私特に取り柄とかないですし、お金持ちの令嬢でもないですよ」
「は? 別に金には困ってないし、俺が選んだんだから問題ないだろ? 全力で愛してくれればいいよ」
そんな優しい顔して言われたら恥ずかしい。
変な想像しちゃった。
真っ赤になった顔を両手で覆っていると、海翔さんが頭をクシャリと混ぜた。
「そんな顔、他の奴に見せるなよ」
『高速に乗ってなかったら、今すぐ襲うところだ』と言われたような気がするけど聞かなかったことにしよう。
「3時に引越しのトラックが来るから、それまでに食事をして帰ろう」
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