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「え?」
見間違えか夢か判断に困り、もう一度目を閉じてからゆっくり開いても、やっぱり私の実家の前だった。
「どうして?」
困惑している私をよそに、海翔さんはさっさと車から降りて助手席のドアを開けてくれた。
「俺が来たかった場所だけど?」
それが何か? 的な空気を醸し出している。
取り敢えず車から降りたものの、両親に連絡もしないで来たっているとは限らないのに……。
ラブラブな両親はよく2人でデートに出掛けるから……。
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