台風と永遠の誓い

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いつの間にか目を覚ましたらしい海翔さんが、寝起きの掠れた声で囁きかける。 「あ、おはようございます」 「おはよう。で、何が怖い?」 ギュッと抱き締めて、至近距離で見つめられたら、さっきまで穏やかだった鼓動が早鐘を打つ。 「えっと……、幸せ……すぎて?」 「何故疑問系?」 クスクス笑われた。 恥ずかしくて顔が見られない。 「聞かれると思ってなくて……」 「心配するな、これから2人でもっと幸せになるんだから」 .
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