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そっと唇が下りてくれば、海翔さんの腕の中では大人しく受け入れるしかなくて、その従順さが、また海翔さんを喜ばせる。
潤んだ瞳で見つめると、それだけで済むはずもなく、海翔さんは目一杯の愛情を注いでくれる。
パジャマなんて邪魔だとばかりに剥ぎ取られ、露わになった素肌に唇と掌が滑る。
昨夜もあれだけ愛し合ったのに、それでもまた海翔さんを受け入れてしまう。
もっと触れて欲しい。
もっと口付けて欲しい。
逢えなかった分までもっと愛して欲しい。
どんどん貪欲になっていく。
そんな私を試すように海翔さんが動きを止めて、顔を覗き込む。
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