4321人が本棚に入れています
本棚に追加
/472ページ
.........もう顔を見られたからには観念するしかないか.....気持ちがおさまらねえから、真樹のヤツ後でぶん殴る。
「お、お前は.........誰だよ!?」
もう敬語を使う努力すらしないのか、コイツ.........どうせなら最後まで徹底しろよ。
「...私はただの一般生徒です。.........そこのゴミ......いえ、副会長様を助けに来ました......ひとまず保健室へ連れて行きましょう」
と言うと、俺は副会長を米俵か何かみたいに担ぎ上げた。...華奢に見えてクソ重い。今すぐ放り捨てたい。
「ちょちょちょ、あき.....ぐぼべっ!!」
名前を呼ぼうとした真樹を殴って黙らせた。これ以上余計な事言わせてたまるか。
「い...いい、パンチだな.........お前なら世界も狙えるぜ.........じゃなくて、いくら何でもそれは萌えないぞ!!せめて姫抱きとか姫抱きとか姫抱きとかさぁっ!!!もっと他にいくらでもあるでしょ!!?」
「文句があるなら貴方がしたらどうですか。この抱え方が不満ならもう引き摺って行きますけど」
「そ、それはもっとダメだって!!.........あー、もうしょうがないな......それでいいから行くぞ」
「お、俺も着いてくっ!!もとはと言えば俺が悪いんだしっ.........」
「.........勝手にしてください。...行きますよ、真樹」
そして俺達は保健室へと向かった。それにしても副会長が重い。本気で落としたい。
最初のコメントを投稿しよう!