日常壊滅

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「……で、何でまた抱きつくんですか?」 「んー…………だって、名残惜しい……」 「何がですか……」 「……隊長サン」 「何………………何してるんですか」 「……ウエストチェック?」 ……何で本人が疑問形なんだよ。つうか、いつ腰に手を回した。 「……あの、くっつかれるの不愉快なんですけど」 「んー………………隊長サンさ、腰細くない?」 「……はあ?いきなり何…………っ……ひ…………な、に……するんです……か!?」 「えー?だって、細いんだもん……いーなー、細身のパンツとか似合いそう」 無遠慮に腰をペタペタとなで回す手に殺意が芽生えてきた。気持ち悪いって言ってんだろうが。 「いいから離してください。……貴方の手つき、気色悪いんですよ……っ」 「えー?皆気持ちイイって言ってくれるよ?俺、場数踏んでるし」 「腰に腕回されて気持ちいい人間は頭がおかしいです」 「えー?……って、やだ……お尻もちっさ……」 「っっ!!!!!!!!!!」 腰からするりとナチュラルに尻に下りた手が俺の尻を触り散らかす。 今にも尻をもぎ取られそうな勢いだ。何だコイツは尻好きかそうなのか。 「やだ、小尻……肉付き薄いし……スリムだね…………でも触り心地いい……癖になりそ…………あ、隊長サン知ってた?……腰細い人って感度いいんだって!」 ……そろそろ、流石に我慢の限界だ……!!!! 生徒会とか関係ねぇ……もう我慢できねぇ……つうか我慢してた俺がバカだ。……一発ぶちこむ……顔に!!!!!! 決心した俺は、静かに拳を握り、力を込めた。
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