日常微変化

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「そ、それまさか会長につけられたの?……ちょっ、キスマークつけられるとか一体何してた訳!?……だ、だって、彰あんなに会長の事興味なかっ.........え、えっ......急展開.........!!...ま、まさか.........もしかしてセッ」 「……真樹。それ以上喋るなら本気でぶち殺すから覚悟して喋れよ」 「……は、はーい……も、もう何も言いません………てか、彰がこんな所で素の口調で話すって事はやっぱり…………でも…止められたら止められるだけ妄想が止まらないのは腐男子の悲しき性かな…!……いきなりキスマーク……彰は怒り心頭……つまり無理やり……俺がいない間に何が……会長思ったよりやるじゃねぇか…………ハァハァ……あんだけ彰の事毛嫌いしてたのに…あーーー何で俺その場見逃したんだ!!!」 向かいで興奮しすぎて鼻血を垂らしている真樹を思い切りぶちのめしたい衝動にかられたが、真樹の変態ぶりは今さらなんだと無理やり自分を落ち着かせる。 ……とりあえず今日はボタン全部閉めとくか、そう思った俺は制服のボタンをしっかりと上まで留めた。 正直暑苦しいけど変な勘繰りされるよりマシだろ。これ出したまま歩いてたら噂が真実だと思われるかもしれないし。ひとまず会長マジで死ね。 元々最悪だった気分が更に最悪になった。
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