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「……何の事でしょうか?」
「…ふ…ここに俺の所有印をつけられておきながら惚けるとは……つれないな、鳴海?」
依然としてニヤニヤとした顔で俺を見ている会長もとい只のクソ野郎。……いっぺん死ね!
……このまま惚けても埒があかないだろうな……そう思った俺は会長にだけ聞こえるような小声で話す事にした。
「…寝言は寝て言え。クソ野郎」
「…んだよ、そうやって話せんじゃねぇかよ」
「うるさい気安く触んな色情魔。変なものがうつったらどうしてくれんだ、死ね」
「っふ…ははっ!!…相変わらずだな…ま、そこがいいんだが」
俺の罵詈雑言に満足げに微笑むクソ野郎。...本当に胸糞が悪いヤツだ。
「Mに目覚めんなら他所でやれ、変態クソ野郎」
「…こんな事言われてイイのは鳴海だけだな」
「そうかわかった死ね」
「無理だな。鳴海を俺のモノにできたら死んでやるよ」
「一生無理だから今すぐ死ね」
「…おい、流石に傷つくぞ?」
「本望だ」
「…ったく…ツンも大概にしろよ、鳴海」
「っ誰が」
「あ、あのっ!」
そんな時会話に入り込んで来たのは、涙と鼻血を流しながら喋るモザイク必須な真樹だった。
「お、お2人の関係を詳しくッ教えてくださいませんか!!」
「ん?ああ…」
「変な事聞かないでください、真樹…貴方から先に始末しますよ」
「ひいっ!?…い…いつになく強い殺気…これは相当な…ぐふ腐」
…………やはりコイツを先に殺そうと思う。
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