第四回

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優子「はぁ~、どこかいいとこないかな・・・・・」 そういって、求人の本を取り出す。 今まで飲食店に勤めていただけあって、今度も飲食店がいい。 なかなかきついけど、その後にまかないがもらえるのはありがたい。 晩御飯は、それが生命線だ。 優子「いい待遇ないかな・・・」 そう思いながら、気づけば次の朝を迎えていた。 机の上で寝ていたことに、優子は気づく。 優子「あっ・・・ やっばい!! 学校行かなきゃ!!」 そういって、学校に出かける。 講義には何とか間に合ったが、なんせ睡眠時間わずか4時間。 講義中はほぼ寝る状態となってしまった。 舞「優子、今日どうしたの? めずらしく授業中ずっと寝ていたじゃん。」 優子「あぁ、バイトを辞めて、次のバイト先探していたらさ、つい寝ちゃってさ・・・」 舞「あ、それなら、うちの店、どうよ? 最近また人がやめちゃってさ、人手が足らないの・・・・ 私はモデルの仕事とかで、その人の分を埋めることができないからさ。 どう?」 優子は迷わずOKした。 早くバイト先を見つけないと、食費がかさんでいくだけ。 こんないい手はない。 優子「じゃ、早速明日から行っていい?」 舞「了解!! 店長に掛け合ってみるね!!」 優子「ありがと!! さっすが親友!! 頼りにしてるよ!!」 そんなこんなで、バイト先が決まった。 舞に感謝しながら、翌日、早速面接へと向かう。 人手が足りないため、即決で採用になり、明日から早速バイトへ入ることに。 優子「おはようございます!! 今日から入らさせて頂きます、北条優子です。」 舞「お、来た!! リーダー!! この子この子!! この子が私の紹介した子!!」 リーダーといって呼ばれた人、その人こそ、将生だった。 将生「おー、この子か! 舞から話は聞いてるよ。 今日からよろしく^^」 優子としての第一印象は、さわやかな今時のイケメンとしか受け取っていなかった。 将生も、当時はただの新人のバイトとしかみていなかった。
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