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結局何もわからないまま、時だけが過ぎていく。
年末年始は、自分の仕事もさることながら、リーダーとして周りも見ながらの仕事をするのは、なかなか辛かった。
あの優子でさえ、少しテンパっていた。
それでも、優子や、他のみんなががんばってくれたおかげで、店の売り上げも上昇、年度最高の売り上げを叩き出して、1年を終えた。
年始も、なんとか乗り切り、一息ついたころに、バイトのみんなが楽しみにしていた、あの一大イベントがやってきた。
ある日のバイト終わり、将生が集合をかける。
そして、みんなに報告する。
将生「みんなが楽しみにしていた、慰安旅行の日程が決まりました!!」
周りが盛り上がる。
将生「なお、全員参加なんで、まあ、日程は合わせといてくださーい!」
バイトの帰り道、優子と舞は旅行について話し合っていた。
舞「どーする??
私は絶対行きたい!!」
優子「あたしパース。
あまり仲良くしすぎても面倒くさいし。」
舞は、やっぱり、といった表情だった。
優子「舞はどーするの??」
舞「じゃあ・・・あたしも^_^」
優子「ふーん、あ、もう分かれ道だね。じゃあ、また明日^_^」
舞「じゃあねー!」
だが、舞はある作戦を既に実行へ移していたことを、優子は知らなかった。
将生「で、優子さんはやっぱり・・・」
舞「はい。
なので、作戦実行に移りました。」
将生「りょーかい。」
そして、2月が過ぎ、いよいよ旅行の日がやってきた。
先輩の卒業祝いや、残る人たちの骨休めなど、いろいろな意味を持っての旅行だそうだ。
いかないといった優子はというと、部屋で引きこもって、特に何もすることなく、寝ていた。
そこへ、朝から誰かがやってくる。
優子「はーい」
舞「優子ぉ~」
そういって飛び込んできたのは、舞だった。
優子「どうしたの?」
舞「せっかく学校が春休みになったんだしさ、今からどこか泊りで遊びにいこーよー!!」
優子「うーん、家にいたってひきこもるだけだしなー。」
舞「ってことはー?」
優子「うん、いいよー」
よし、誘いに乗った!!
舞「よし、じゃ、今から準備して!」
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