第四回

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優子「ん・・・」 あれ? 私、なんで自宅にいるんだろう? あ、思い出した。 先輩に告白されてから、倒れたんだ・・・ 気づいたら、好きになっていた。 なぜだろう。 あの久々の温もり。 誰かに似ていて、面倒見が良くて、優しくて、あったかい。 甘えたいと願ったが、あくまで他人。 それに、別れが辛いのは、1番よく知っていた。 だから、それに自分を直面させないために、仲良くしたい自分を封じて、人を拒み続けてきた。 だが、告白されてしまった。 こんなに拒み続けてきた自分を否定せず、好きと言ってくれた。 多分、こんな人は現れないだろう。 あの人なら、私の心の穴を、埋めてくれるかも知れない。 優子「は、返事を返さなきゃ!」 将生に電話をする。 出た。 お互い、緊張して、話そうとしない。 優子「あ、あの、昨日の返事なんですけど、よ、よろしく、お願いします!」 こうして、あの日へと繋がるのであった・・・」 ーーーーーーーーーーーーーーー 優子「やだ、恥ずかしい!!」 作者「うん、こんな凶暴女を受け入れてくれる将生くん、なんと優しい男なんだ!!」 (少しの間、作者の悲鳴を想像しながらお楽しみ下さい。) 優子「凶暴とはなんですか?凶暴とは。」 作者「すまないすまない。 あ、でも、こんな時間!! しめるよー!!」 優子「りょーかい!」 二人「それではみなさん、さよーならー!!」
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