第二回

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読者モデルらしく、元気いっぱいのあいさつをする。 舞「相模舞です。よろしくお願いします!」 クラスには私を知っている人もちょくちょくいたため、すぐに私はクラスの人気者になった。 だが、 1人、私に寄り付かない人間が、いた。 それが、優子だった。 窓際に座り、空をクールに見上げ、ぼーっとしていた。 私に興味なさそうに。 私は当時の優子をあまり知らなかったのか、私が調子に乗っていたのかわからないけど、何あの子、ってつい思っちゃっていた。 普通は転校生が来たら、まずは挨拶に向かうものだと思っていたから。 だが、仕事のある中学生は、当然休みがちになることが多く、たまに学校いっても、以前よりちやほやされることがなくなり、気づけば一人ぼっちだった。 さらに、当時付き合いのあった友人からもついに凄惨ないじめをうけるようになり、次第に学校へ行かなくなった。 でも、テストだけは出席せねばならず、その時に行く学校ほど辛いものはなかったからだ。 まあ、そんな中でもモデル仕事は頑張った。 いじめを忘れるには、モデルの仕事をやってるのが一番だったから。 だが、冬の定期テスト終わりに、ついに事件が起きた。 いじめグループが、テストが終わった後、私の雑誌を持ってきて、私が乗っているページだけを破り、私の顔に貼り付け、こう叫んだ。 ??「はーい、こんなブス、今から抹消しちゃいましょー!!」 グループが盛り上がる。 そう言うと、モデルの命である、足を集団で蹴り始めてきた。 私は、痛いながらも耐えるしかなかった。 集団でやられては、抵抗しようもないからだ。 そのうち、足が腫れ始める。 それでも、蹴り続ける。 今日も帰ったらモデル仕事が待っているのに・・・ これがずっと続くなら、引退を、さらには死さえ考えた瞬間だった。 ある女の子が、こちらに寄ってきた。 初日に、興味なさそうにしていた、あの子だった。 優子「・・・」 私を見下した瞬間、一発、グループのリーダーを蹴飛ばした。 リーダーは吹っ飛び、そのまま気絶した。 ??「おい芹沢、何してくれてんの?」 優子は、相変わらずクールな口調で話し始める。 優子「今私雑誌に集中したいの。 だからさ、邪魔しないでくれますか? あなた方うるさいんで。」
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