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私の通っている従兄弟の悠が勤めている店を紹介してあげる。
たぶん、従兄弟の悠はイケメンだから、
本田センパイに傷ついた心も癒されるだろうと、思ったら、
ビンゴ！
恵美里、完全にノックアウト！
「クリスマスに一緒に歩きたい女の子にしてください！」
大きな声で悠に言うから、びっくりして、椅子から落ちそうになったわ。
どんな髪型にしたい？と聞かれたら、
普通は具体的なイメージを伝えない？
「クリスマスに一緒に歩きたい女の子」ってどんだけ抽象的なんだよ。
さすが、恵美里！と思ったら、悠も楽しそうに笑っている。
悠のつぼに入ったようで、楽しそうに会話している。
私が知っている悠はどちらかといえば、聞き手。
とうか、引っ込み思案で、お客さんと何を話していいのか、困るって悩んでいた。
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