第1話

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「それで?」 「それでって…それだけの話よ」 「つまんない話だねぇ」 ライターの恭子とは毎週のように飲むようになっていた 「恭子が佐伯の名前出すから、こんな事が在ったって事実を述べてみた…」 「だってさ、加奈子の会社で目ぼしいのって佐伯ぐらいしか居ないじゃん」 「興味ないもん、ああ云う男。間違って付き合いでもしたら社内の女の子敵に回すわよ」 「醒めてんねぇ…佐伯っていくつだっけ?」 「さあ、多分32か33ぐらいかな?」 「ちょうど良いじゃない」 「何がちょうど良いなのさ…意味がわかんないわよ」
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