第1話

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それでも… 男に抱かれて眠る事を覚えてしまえば そうしたい夜もある SEXの快感も嫌いではないけれども 無性に体温が欲しくなる… 「また会えたね。高邑さん」 「同じ会社ですからね…佐伯さんは煙草吸わないんですね」 喫煙スペースの無い自動販売機 この間と同じ香りがする 「ああ、止めたんだ。前の彼女が煙草が嫌いだって」 そう言って楽しそうに笑う 「そうなんですね…」 「聞いたわりには興味なさそうだ」 「そんな事ないですよ。少し意外だなって思ってますけど」 「意外…どんな風に?」 「オンナに振り回されるタイプには見えませんから」
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