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彼はまるで太陽のようにニッコリ微笑むと、コトンと木のテーブルの上にそれを置いた。
そして正面の椅子を引いて腰を下ろすと「早く決めてくださいよ」とドリンクをズズッーと目の前につき出してきた。
だから私はポカリを選んだ。
残ったオレンジジュースは彼が手にする。
そのまま蓋を開けて半分ぐらい飲みきったところで彼は、手で口についた雫を取り払った。
「……飲まないんですか？」
「の、飲むわよっ！」
そう言われ私は、顔を赤くしたままポカリの蓋を開けた。
……絶対言わない。
“彼に見惚れてた” なんて、絶対に言ってあげないんだから。
そうこうしてるうちに、理紗と木綿先輩が戻ってきた。
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