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「木綿先輩、そうなんです！ ごめんなさい」
「いいんだよ！ また次に作ってくれるんだろ？ 楽しみにしてるからさ」
木綿先輩は、前より穏やかになった気がした。
嫌な顔もせずに笑顔でそう返してくる。
……そんな笑顔に少し胸が痛んだ。
ふと彼と目が合うと、彼は何故か真っ直ぐと私の瞳を見つめていた。
しかも今までの彼の視線とは明らかに違う気がした。
……何か怒ってる？
そんな鋭い瞳を私に向けていた。
その鋭い眼差しに少し恐怖を覚えて、咄嗟に逸らした視線……
さっきのは見間違いだろうか？
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