自己嫌悪

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 ベッドに座り2人の様子を暫く眺めてみる。  ---全く起きる様子がない。  私は時間を持て余し、無駄に部屋を見回し時間を潰す。  でも、そんなことでいつまでも潰せるわけもなく、すぐに時間を持て余してしまった。 「理恵、お風呂借りてもいい?」  思い出した様に声を上げる私に理恵は気だるそうに少し手を上げてオッケーの合図をする。  声を出すのも面倒なのか、それとも眠いのか私の方を見ようともしない。 「化粧落としとか色々借りるからね」  ---今度は何の反応もない。  ただ少しだけ寝返りを打つように身体を動かす程度。  多分良いのだろうと勝手に解釈して私は2人を踏まないように気をつけながら風呂場へと向かった。  勝手知ったるとまではいかないが、理恵のアパートには何度か泊めてもらったことがある。  そして気を遣い合う間柄でもなく、泊まった時にはこうしてお風呂を借りさっぱりさせてもらう。  迷うことなく洗面台の棚から化粧落としを出すと化粧を落とし風呂場へと足を進めた。  頭から一気にシャワーを浴びる。  すごく気持ちよく、ボーっとしていた頭も冴えてきて残っていたお酒が抜けていく気がした。   .
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