自己嫌悪

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 外に出た瞬間、あまりの眩さに手をかざしながら目を細めた。  深呑みしたせいか朝日がピリピリと目に沁みる。 「だるっ……」  只でさえボーっとした頭が朝日の眩しさに輪をかけ、気だるさまで誘っているようだった。  アルコールで身体が火照っているせいだろうか。  本当はもっと寝ていたいが、何故か呑んだ日の次の日はやけに早く目が覚めてしまう。  とりあえず気だるさよりも増す空腹を満たすために私はコンビニへと急いだ。  コンビニに着くとカゴを手に私は迷わず、いつも飲んでいる紅茶のストレートティを入れた。  一応糖分を気にして糖分0のものを愛飲している。  それから店内をぐるっと1周し物色し、おにぎりとサンドウィッチをいくつかカゴに入れレジへと向かう。  お目当てのものを買い終え、満足しながらコンビニを出てすぐに亜希子からの催促メール。  アパートを出るときはぐっすりと寝ていたくせに起きた途端、空腹に耐え切れなかったらしい。  私は呆れながら返事も返さず早足で帰ることにした。 「ただいま」  ドアを開けるなりボサボサの頭のままの亜希子が「遅い」と溢しながら向かいいれてくれた。  本当なら文句のひとつも言ってやりたいが、寝起きの亜希子の機嫌の悪さは有名。  私は大人しくコンビニの袋を亜希子に差し出し小さなため息を溢した。 .
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