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---でも神様は意地悪で、そんなに簡単に私を苦しみから解放してはくれなかった。
何でなんだろう……
篤くんとは、いつもギリギリのところでタイミング良く繋がってしまう。
これは運命なんだろうか……
それとも私に科せられた罰なんだろうか……
--…
-…
それは理恵の一本の電話から始まった。
週末にご飯を一緒に食べたにも関わらず、またご飯のお誘い。
月末に近づき仕事が忙しくなりつつあった私は一度は断ったが、何故か理恵が引かない。
よっぽどの事があったのかと電話で聞いてみたがあ会って話したいと言う。
あまりにも早すぎるが、もしかして正志くんとの結婚が決まったという報告なのかと私は了承し、無理に仕事を終わらせ理恵との約束の店へと急いだ。
いつ頃だろうか……
何を着て行こうか……
もしかしてスピーチでも頼まれる?
なんて、店に向かう間に色々勝手な想像をして話を膨らませてた。
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