第2話

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「へぇ、山田が作ってるのか?」 「う、うん。でも、大したものじゃないけど」 「良いな、正行くん」 「…?余りもので良かったら、食べる?」 その言葉を待ってましたと言わんばかりに、清は嬉しそうに頷く。 清の行動は計算ではなく、天然でやっているから余計タチが悪い。 「ありがとうございます、山田くん」 「う、ううん、皆で食べたらもっと美味しいし。西村くんも、どうかな?」 「ありがとうな」 皆か、苦笑がこぼれた。 「寺下くん?」 「いや、今行く」 首を傾げる山田。そして、俺達はダイニングへと向かった。 【side out】
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