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「滝沢先生失礼します」
「葉月、明日な。お父さん失礼します」
パパは無言で駐車場に停めていた車の助手席のドアを開けた。私は渋々車に乗り込む。
なんか…超ヤバいかも。
パパは家に帰るまで、一言も話さなかった。
狭い車内、私は緊張し上手く息が出来ず過呼吸になりそうだ。
家に着き、私は慌てて車から降り家の中に飛び込む。
「あら、美希。パパと一緒だったの?お帰りなさい」
「ただいま」
「パパお帰りなさい。パパ食パンは?コンビニ寄らなかったの?」
「ごめん。忘れた」
パパはママに頼まれてコンビニに来たんだ。
「すぐに忘れちゃうんだから。明日の朝は和食にするわね」
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