その四季たちとの出会い

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そういう他人任せな考え方は好きじゃない。自分は無力だと認めてしまう事になるから。 ただ私だって一人でがむしゃらに頑張るんじゃなくて、力を借りるべき所は分かってるつもり。 それにきっと、彼みたいな人が居るからこの3人組は成り立ってるんだろう。 あ?3人?…そっか、アキか。 あいつ何して……。 「へ?何で俺の方見るの?まあ、好きにやれば? 俺は何にもしないから。」 にこにことそう言った。 脱力するってこういうことか。それまでのぴりぴりとした緊張感が吹っ飛んだ。もちろん悪い意味で。 こうして、堅物さんと優男くんとマイペース野郎と私は、『子供』探しをしていくことになった訳だけど。 …………見つかるか? 後になって私は気付く。 このときに、勝率1%以下の戦いが始まっていた事に。
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