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『観光客の為の日本国歴史書ガイド 著・立花丈夫』より抜粋
日本国は他の国同様かつては竜や妖精などが人と共存していた。
しかし巡る時の中でいつの間にかそれらは姿を消してしまった。
また、国土面積は狭く各地で自然災害が絶えない非常に不運な国である。
約500年ほど前、各地の農村を襲った通称『竜の宴』はその名に合わぬ最悪の被害をもたらした災害として有名だろう。
だが、自然環境には恵まれていないものの人工的な面では世界有数の充実度である。
かつて強国と過度な貿易をしていた本国は、衣食住に始まる文化のほとんどを欧米風にされていた。
そして皮肉なことに、独自の文化はほぼ無いながら、様々な人種と関わることで産業は著しく発展していったのだ。
これが本国が多文化国、多民族国家と呼ばれる所以である。
そのうえ、平均収入や就職率、識字率も高く他殺者数に加え犯罪認知件数も少ない。
その安全性は世界トップクラスである。
ただこの国には2つの勢力が存在する。
普通に滞在観光するなら関わりも危険もないが、ひょんなことから裏の世界を覗くこともあるかもしれない。
この本にはその点についても記してある。
が、まずは1P目から読み進めてほしい。
あなたが日本国の魅力を知り、訪れることを切に願う。
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