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紫「しかし……」
紫は俺の方を見て、言った
紫「貴方からは、異様な特殊な力を感じますわ。それについて、教えて貰えるかしら」
秋「どれだ?……そんな力、俺はいくつも持っているんでね」
紫「その、中心の近くで蠢いてるものですわ」
………参ったな、的確に一番言いたくないやつを当ててきやがった
約束はしたし、仕方ねーか
秋「こいつについてだが、俺もいまいちわかってねーんだ。制御が出来ないと言うか使える時が特殊すぎてな。感情が急激に高まった時ぐらいしか、使えねーんだ」
嘘は言っていない。嘘はな
紫「………なかなか、おぞましい力ですわね。それを人間である貴方が持っていると言うのが一番異様のようね」
確かに………死神とかその辺に相応しいと思う力だからな
秋「質問は以上か?」
紫「これだけ分かれば結構ですわ。ただ、その力で幻想郷が危機に瀕した場合はそれなりの処置をとらせて貰いますわ」
秋「そうか、あんたも大変だな。幻想郷を管理してるなんてな…」
紫「………!?…では、失礼しますわ」
空間の間に入っていった紫
あの表情からして、確定だな
第一、最後の台詞が確定だな
管理している立場の者の発言だったからな
しかしだ……そうなると、俺は管理者に目をつけられたってことだな
面倒なことだ…
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