赤を通り越した何かを感じる館

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秋「そういや、紅魔館の修理を手伝うんだった」 ちょっとのんびりしてたら、思い出した 完全記憶能力持ってても、忘れるのは忘れるんですよ ただ、俺の膝を枕にして、フランが熟睡してるんだが…この場合はどうすればいいのやら… 秋「……起きるなよ、起きるなよ。絶対に起きるなよ」 フラグのようなことを言いながらゆっくりと離れる そして…… フラン「💤💤…」 よし、寝てるな。脱出成功だな こそこそとその場から立ち去る さっさと手伝いにいこう 真言「……重いんですけど…」 美鈴「何をへこたれてるんですか、男ならもっと力があるでしょ!」 真言「無理言うな!!いくら男でも無理があるわ!」 なんか、瓦礫の撤去作業してるみたいだ 真言が今、自分の身長ぐらいの瓦礫を退かそうと必死だ。あいつ、力は人並みだからなぁ… 秋「なに、悪戦苦闘してんだよ」 美鈴「あ、秋くん。聞いてくださいよ。真言の力が弱くて…」 真言「あんたの方が力が強いんだから手伝ってくれよ!?」 美鈴「女性に力仕事をさせないでくださいよ」 真言「門番、やってるくせによく言うな!!」 秋「ったく、何をやっとるんだ」 俺が瓦礫を押す ズズズ…と音がなりながら、瓦礫が動き出した あれ……軽いな 秋「よっこらせ!っと」 瓦礫を持ち上げる そして、外に放り投げる 美鈴「……秋くんって、実は妖怪なんじゃないんですか?」 秋「人間だけど?」
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