赤を通り越した何かを感じる館

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しばらくして… 秋「こんぐらいだろうな」 美鈴「そうですね。わざわざありがとうございます」 秋「いや、暴れたんだし、こんぐらい当然だって」 礼を言われるようなことではない 美鈴「しかし、タフですね。秋くんは」 秋「なんで?」 美鈴「だって、もう夜明けですよ。真言くんは先に眠っちゃったのに、秋くんはお嬢様と妹様と二人の吸血鬼と闘ったのにも関わらずまだ疲れてなさそうですよ」 秋「案外、疲れてるんだよ。ただ外に出さないだけだ」 と言いながら、のびをする いやぁ…流石に眠い… あと、吸血鬼姉妹と咲夜ともやったな 秋「流石に長居するわけにもいかんしな。もうそろそろ帰らせてもらうよ」 美鈴「そうですか、また来てくださいね」 秋「フランと約束したしな。また来させてもらうよ」 あ、一つ思い出した 秋「そうそう、美鈴。こいつをフランに渡しといて上げてくれ」 美鈴「髪飾りですか?」 秋「あぁ、あとこう伝えてくれ。『俺に会いたくなったら、そいつに念じな』ってな」 美鈴「そういう魔法でもかけてあるんですか?」 秋「そんな、とこだな」 なんか、美鈴がもの欲しそうな目を一瞬向けてきた へぇ…… 秋「今度、来るときは美鈴の分もつくってやるよ」 美鈴「え!?私、何も言ってないんですけど…///」 秋「じゃあな~、咲夜怒らせるなよ」 と俺は紅魔館から近くのボロ屋敷に帰った 真言?蹴り起こしたけど 美鈴「なんで、分かったんでしょうか?///」
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