赤を通り越した何かを感じる館

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さて……質問だとすれば 秋「お前は何者なんだ?」 「私ですか?私は八雲紫。ただの妖怪ですわ」 ただの妖怪が空間の間から現れたりはしないと思うんですけど… 秋「なら、紫。幻想郷に来てから俺の力が封じられたんだが、それはどうしてだ?」 紫「それはわかりませんわ。始めて起こったことですから」 目から嘘とは読み取れない。真実のようだな… 秋「こっちの質問は以上だ」 紫「あら、もとの世界への帰り方は知りたくないのかしら?」 秋「霊夢が、ダチが狙われてる以上ほったらかしには出来ないんでね」 紫「そうですか、なら私から質問させて頂きますわ。霊夢が…博霊の巫が狙われてると言うのはどういうことかしら?」 真言「それは現場にいた俺が言うわ。紅魔館に出たQっていう俺らの世界のやつがこいつと霊夢を狙ってるって言ったんだ。そいつは死んだから真相はわかんねーけどな」 紫「死んだ…ということはあなたたちが殺したということかしら?」 秋「いや……恐らく始末されたんだろ。口封じにな。しかも、跡形もなく灰すら残さずにな」 紫「酷いことをしますわね」 まったくだ。そこは同感だ
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