プロローグ 始まりの村

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「くっそう!こうなったらヤケだ!一か八か…!」 俺は右手を握りしめ、足を引き、力を蓄える ミズモチ野郎なんざ、俺の拳で砕け散らせてやる! 「行くぜ……男アベル、鍛え上げた拳で、俺の未来を掴んでみせる!」 俺は自分の名前を叫び、もう一度気合いを入れ直した 「うぉぉぉおっ!」 空を裂き、唸る右拳がミズモチに着弾した にゅぷんっ。とみずみずしい音と、右拳がミズモチに取り込まれていた 「あ、やっぱ無理」 あんなにプルプルなスライムに打撃通用しないよな。いっけね。忘れてた こうして俺はミズモチ野郎に全身包まれる事へとなったのだった
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