1477人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ」
「何だ?」
「いい加減離して」
「断る」
手を引き離そうと引っ張るものの全くビクともせずで。結局そのままエレベーターに乗り込む事になってしまった。
元々口数が少ない人だったけれど、一言ばかりな所を見るとまだ苛立ってる感じが窺える。
互いに特に何かを話す訳でもなく静まり返るエレベーター。
やがて雷牙の部屋がある階に到着すると、エレベーターから降り雷牙について行く。
財前と一夜を過ごすつもりが雷牙となんて、どうしてこんな事になったのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!