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立っていられなくなり、雷牙のカッターシャツをぎゅっと掴む。雷牙は察してくれたのか腰を支える様に抱きより深く口付けられる。
もうどうにでもなって良いと思った矢先、雷牙の手が太股へと這うと先程財前に爪を立てられた箇所に触れられ痛みで身体がビクッと跳ねる。
雷牙は目を開くと私の唇を解放し、漸く小さく吐息を吐き出す事が出来た。
「どうした?」
「…いいえ、何でもないわ」
「……………」
雷牙は私の顔を暫くじっと見つめた後に、その場にしゃがむとスカートを軽く捲り爪痕に加え滲む血に気付いた。
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