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「ちょっと」
「男には悪いが、俺といる以上男は放っておいてもらう」
「子供みたいな人ね」
「何とでも言え」
自分だって沢山女がいて好き放題している癖に、独占欲が強いと言うか何と言うか。
やがて着信音が鳴りやむと、雷牙はソファーへ座り私の肩を抱く。この人は一体何を考えてるのだろうか。
よく分からない人。
「少しは落ち着いた?独占欲から解放されたかしら?」
「まぁな。お前と他の男のやり取りを目の前で見るとなると平常心でいられねぇみたいだ」
「何それ、自分は散々遊んでる癖に。今の言葉、女を口説く為のテクニックでしょ」
「フッ、かもな」
そうに決まってるわ。
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