1477人が本棚に入れています
本棚に追加
「限界だ。お前が欲しい」
唇が離れ額同士を合わされ、至近距離で見つめられながら低い声色で囁かれる。
「…今夜一度限りだけ、と…約束してくれる?」
「ああ、約束する。ただし、気が変わったらすまない」
「そんなのダメ……んっ…」
ずるい事を言うから言葉を返そうとした刹那、唇を奪われ言葉を遮られた。
ずるい感じも昔と何一つ変わってない。私は何かにつけて、昔の事と比べたりしてどうしたのかしら。
重なる唇から徐々に激しさが増し、何も考えられなくなっていく。
最初のコメントを投稿しよう!