独占欲

9/24
前へ
/38ページ
次へ
昔はもっと優しかった。私の為にケーキを買ってくれたり、好きな場所へデートで連れてってくれたり。 いつからこんな風に強引で素っ気ない野蛮人になったのだろうか。元々遊び人だったし、野蛮人の素質があったのかもしれないけれど。 車から降りた雷牙は後部座席にある私の鞄を手にし、私は続いて車から降りるとロックを掛けてロビーへと向かい歩く。 どうしてこうなってしまうのよ。元彼とまたするなんて、そんな趣味ないわよ私。 寧ろお断りなんだけれど。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1477人が本棚に入れています
本棚に追加