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「いや、まあこれを見てくれ・・・」
成田から赤外線通信システムを介して画像データが送信されてきた。
送られてきた画像をスクリーンに映し出す。
「・・・・何だこれは、キャノピーが血まみれじゃないか・・・」
映しだされた画像は真っ赤に血で染まったキャノピーの内部であった。
「なあ佐藤、なんか嫌な予感がするんだが・・・」
「ああ俺もだ、一旦離脱したほうがよさそうだな。もう少しデータを撮っておけ。」
「アイヨ、ったく、いつも面倒な仕事は俺なんだから・・・」
「そんなこと言うならお前に貸した金すぐに返してもらうからな。」
「喜んで働きます!!」
そんなこんなでデータを撮り終え帰還しようと反転したところで
「ドオオオオオン!」
「!」
「!」
「おい佐藤、あの戦闘機爆発したぞっ!」
「落ち着け、まずは自分の機体のチェックをしろ!そして速やかに帰投するぞ。」
「お、おう」
佐藤と成田は大慌てで基地に帰投した。
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