第一話始まり

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「いや、まあこれを見てくれ・・・」 成田から赤外線通信システムを介して画像データが送信されてきた。 送られてきた画像をスクリーンに映し出す。 「・・・・何だこれは、キャノピーが血まみれじゃないか・・・」 映しだされた画像は真っ赤に血で染まったキャノピーの内部であった。 「なあ佐藤、なんか嫌な予感がするんだが・・・」 「ああ俺もだ、一旦離脱したほうがよさそうだな。もう少しデータを撮っておけ。」 「アイヨ、ったく、いつも面倒な仕事は俺なんだから・・・」 「そんなこと言うならお前に貸した金すぐに返してもらうからな。」 「喜んで働きます!!」 そんなこんなでデータを撮り終え帰還しようと反転したところで 「ドオオオオオン!」 「!」 「!」 「おい佐藤、あの戦闘機爆発したぞっ!」 「落ち着け、まずは自分の機体のチェックをしろ!そして速やかに帰投するぞ。」 「お、おう」 佐藤と成田は大慌てで基地に帰投した。
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