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躯を切り刻んで思う
架けましょう 消えない十字架を
誰に祈っても 血は流れ逝く
傷痕 そっと口づけすれば
私は私ではなくなるのでしょう
紅い叫びは 空の底へと沈んでしまう
神様も見落とした 一滴の血液
今度は 雨となって降らせたい
洗礼めいて ほら 虹が架かって終焉る
私は 血を流して終焉る
終焉らないのは 大嫌いな此の世界
天に神様が在るならば
彷徨う影となって 逝きたい 生きたい…
ほら 灰色の空が広がった
其の時は やって来る…
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