8人が本棚に入れています
本棚に追加
「何か食べて行こう。」
このまま帰したくない…
「えっ?」
「大丈夫。この間みたいに飲ませたりしないから。」
もう少し一緒に居たい。
一ノ瀬さんを連れて来たのは、昔からよく来ているラーメン屋。
お世辞でも綺麗とは言えない。
ここに女性を連れてくるのは初めてだった。
「橘さんもラーメン屋さんとか来るんですね。」
「えっ?もちろん。
この店、何でも旨いから。」
意外な顔をしながら俺を見るから一ノ瀬さんに近寄って呟いた。
「小汚いけどね。」
耳まで赤い一ノ瀬を可愛らしいと思った。
最初のコメントを投稿しよう!