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俺はタクシーに待つように告げると玄関の前まで送って行った。
｢すいません。こんな所まで。｣
申し訳なさそうにする彼女とは逆に俺は少しでも一緒に居たかった。
｢いいよ。
夜遅いし女の子なんだから何かあったら大変でしょ？｣
なんて言い訳をしながら2人で歩く。
｢ありがとうございました。｣
｢ちゃんと鍵かけてね。｣
｢はい。｣
ガチャっと音がしたのを確認して今来た道を戻った。
ちょっと期待した自分がいた。
待っていたタクシーに乗り込み自宅へ向かった。
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