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連絡がくるかと思いながら気が付けば朝を迎えていた。
「まさか、避けれてる?」
妙な気分のまま出社した。
仕事が忙しくしばらく一ノ瀬さんの事を考える暇はないまま会社と自宅の往復が続いた。
「あぁ~終わった。」
鞄を持ってエレベーターを待つ。
今日はどっかで飯食べて帰ろう…
開いたエレベーターを見て驚いた。
一ノ瀬さんも気まずそうな顔をしている。
…やっぱ、避けれてるのか?
「あれ?一ノ瀬さん。
この時間まで仕事?」
できるだけ平静を心掛けて声を掛けた。
「あっはい。
課長に押し付けられて。
あはは…」
やけによそよそしくないか?
「そっか、期待されてんじゃない?」
「それはないと思います。」
なんだ?この居心地の悪い空気は…
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