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それにしても、お姉ちゃんと言えば……。
昼間のことを思い出して、顔がニヤけた。
神崎さんが、「どうした?」って言っている。
「……お姉ちゃん、プロポーズされたんですよ、今日!」
「マジで!?」
こくこくと首を縦に振った。
「相手は、やっぱり社長?」
「すごい! 神崎さんてばなんでわかったの?」
目を丸めたら、むにゅって優しく鼻を抓まれた。
な……。
「如月さんが傷つかないといいなって、心配してたんだろ」
あ、そっか。
わたしってば、何にも知らないで「社長、社長」って騒いでたんだっけ。
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