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「気づいたら、いつの間にか目で追うようになってた」
知らなかった。
そんなに前からわたしを見ていてくれてたなんて。
それから、斉藤さんが如月深愛を落とせるか賭けをしようなんて言っていたのを聞いて、居ても立ってもいられなくて声を掛け始めたんだって。
「それなのに……わたし……ツンケンしててごめんなさい」
なんてかわいくなかったんだろう。
「そう？ 俺は如月さんとのやりとり、楽しかったよ。恋愛慣れしてない感じがかわいかったし」
「なっ」
なぜバレている？
神崎さんはくすくす笑うばかり。
むっ、余裕オーラ。
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