永遠とメガネ

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「本当に可愛くないね~、海翔くんは。折角お兄さんが可愛い藤森愛美ちゃんに会わせて上げようとしてるのに」 「代わって欲しいなら、そう言えば。どうせデートの約束でもあるんだろ?」 「はい、代わって欲しいです」 どっちが兄だか……。 「わかったよ、土日だな」 やっぱり何だかんだ言っても、海翔は兄弟には優しくて、こうやって言うことを聞いてくれる。 「海翔が行くから、永遠はもういいや」 そう言われたら何だか損した気分。 上から目線で言われるのは嫌だけど、藤森愛美には会いたい。 .
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