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でも、それだけじゃない愛美の全てに、手を伸ばせば届く所にいるのに、何故か身動きが出来ない程目を奪われていた。
「永遠くんって変わってるね。皆私の事モデルの藤森愛美って接するのに、なんだか同級生といるみたいで嬉しい」
「同じ年だし、今は普通の藤森愛美だろ?」
「うん、明日からまた頑張れそう。永遠くんのお陰だね。永遠くんと一緒だと私らしくいられて安心する」
なんだか告白でもされている気分で居心地が悪い。
「寂しい時は、いつでも駆けつけてやるよ」
こんなに誰かを守りたいと思ったことなんてないから、どうしていいかわからないけど、
どこにいても、何をしていても、駆けつける自信がある。
「ありがとう」
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