永遠とメガネ

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「ハンカチ汚れるからいいよ」 「でも……」 心配そうに見つめる少女の手を掴んだまま、ニヤリと笑いそのまま引き寄せる。 急に手を引かれて前のめりに倒れ込んだ少女を抱き寄せ、あっという間に唇を奪った。 「……ン~!」 驚いて固まっているのを良いことに、口づけを深くしようとした瞬間突き飛ばされた。 「バカ!」 少女は口を腕で拭って、どこかに走り去っていった。 突き飛ばされた衝撃で、倒れたままの自転車の上に倒れ込んだ。 「いって~!」 .
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