【第7話】近付く彼と、遠のくキミ

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  ……それにしても。 「……あのさぁ」 「ん?」 「なんで今日、来てくれたの?」 最初から、気になっていたことだった。 あんな風に突然来ることなんて、今まで一度もなかった。 それ以上に、私が弱っていることを見透かしたかのような行動に、胸がざわついたのだ。 一度帰ったのにわざわざまた出てきてくれて。 ご飯を作ってくれて。 愚痴に付き合ってくれて。 長瀬だって疲れてるだろうに、どうしてそこまでしてくれたのか、疑問だった。 .
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