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翌日。
すっかりリフレッシュした気分で出社すると、長瀬はすでに席で作業を始めていた。
集中して仕事に取り組む時に使う、ヘッドホンを装着している。
私は、邪魔しちゃ悪い、とそっと鞄を下ろし、静かに椅子を引いた。
が、長瀬は私に気付くと、ヘッドホンを外してこちらを向いた。
「よう。ゆっくり寝たか?」
「……おかげさまで」
「ん、なら良かった」
それだけ言うと、またMacへと向き直る。
画面には、つい昨日までは形も見えていなかった広告が、いまにも完成しそうな状態にまで作り込まれていた。
さすが、長瀬サマ、だわ。
妙に感心して、席に着く。
机に貼られたメモに目を通し、いつも通り、仕事に取りかかった。
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