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暫くすると、営業部の全体像が見えてきた。
だいたいやれば出来る奴らばかりなのに、緊張感が足りないせいか、目標をクリアするとその先が伸びない。
特に遠藤と片岡は、暇さえあれば須藤ありさに声を掛けている。
気に入らない。
なんだかモヤモヤとするのは何故だろう?
イライラと考えを巡らせていると扉をノックする音がして、呑気な笑顔を振り撒きながら須藤ありさが入ってきた。
「コーヒーをお持ちしました。何かトラブルですか? 疲れた時は甘いものが良いですよ」
なんて、コーヒーにチョコレートを添えて。
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